お兄様と屑妹
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
病み上がりのご奉仕でにゃんにゃん〜お兄様は休暇中編〜
ルークが女の子になってしまってから二ヶ月。
元オリジナルであり、現在はお兄様と呼んでいるアッシュからの言いつけ通り屋敷でずっと留守番をしているルークは、久しぶりに帰ってきたアッシュと夜のベッドを共にし。
眼が覚めると、二人は朝の挨拶代わりとばかりに、甘く濃厚なキスを交わした。
そして、その日の午後。
アッシュとルークは、母シュザンヌの部屋に訪れていた。
自室でのんびりとしていたところ、突如メイドに呼ばれたからだ。
何事かと思い部屋を訪れれば、久しぶりにアッシュともゆっくり話がしたいわ、と静かな微笑を浮かべられる。
もちろん休暇中で何か用があるわけでもない己には、慕っている母の申し出を断る理由など微塵も無い。
快く引き受けると、ソファに座るよう勧められた。
昨日の情事の跡を隠すために首元を覆う黒いレースの上掛けを身に付けているルークは、品が良く見える。
その横にいつものようにきちんと正装に着替えているアッシュが並んで座り、背筋まで伸ばせば、もう少し気軽になさいとシュザンヌは笑った。
初めは紅茶やコーヒーを頂きながら、英雄の仕事はどんな感じか、世界はどのようになっているのかと、あれこれ聞かれた。
ヴァンが女体化したルークの説得に応じローレライを解放してからというものの、アッシュは六神将の面々と共に世界の復興に明け暮れていた。
瘴気や預言が消えて混乱している世界には、英雄が必要だった。
しかし母やルークを含めての会話は移りに移り、どんどんと違う方向へ進んでいく。
「…こうですか?」
「そうそう、そうやって崩れないようにピンで留めるのよ」
そしていつの間にか、ルークの髪を結ぶ練習をさせられている始末。
普段は、シュザンヌ自らがこの焔の髪を結んでいる。
だが今日は朝からアッシュがいたので、朝食や昼食は共に取りはしたものの、ルークの髪はそのままであったのだ。
真ん中で右と左に分け、とりあえず先に右を纏めると、ゴムで結び一回くるっと回す。
そしてお団子の形になった部分が崩れないようにピンで留めていく。
「ルーク、痛くはないか?」
「ん、へーき」
ソファの後ろから声をかけると、腰掛けていたルークはこちらを配慮してか、少しだけ頭を動かす事で頷いた。
「へへ、お兄様に結んでもらえるなんて嬉しいな」
「そうか? あまり上手くは出来ていないと思うが…」
どう見ても、シュザンヌがやった方が見栄えが良いような気がする。
そう思いながらも、アッシュはもう片方も言われた通りに結んでいった。
自分達の傍に立っていたシュザンヌは、ソファに座り直すと、苦笑を零す。
「ふふ、ルークったら。私がやるのはあまり嬉しくないのかしら?」
「そんなっ。もちろん母上がいつもやって下さって、俺、凄く嬉しいです。でも…」
歯切り悪く言葉を詰まらしたルークであったが、こちらからはその表情が見えない。
どんな顔をしているかなんていう予測は付くが、そのままルークの髪を整えていた。
だがシュザンヌが咎めるようにこちらを見るので、仕方無しに手を止める。
「アッシュ。ルークが悲しんでいますよ。そろそろ連れていって差し上げてはどうですか?」
「…それは、以前にも申した通りです。コイツを連れていくつもりはありません」
「お兄様…」
後ろからでもわかるくらい、細い肩がシュンと落ちた。
慰めるつもりで、整った髪のツインテールの片方を指に絡め、撫でようとした。
しかしルークが勢い良くこちらへと振り返り、焔の髪はするりと手から落ちる。
「でもお兄様、俺っ」
「お前は、ここでゆっくりと過ごしていた方が良い。世界の事は俺に任せろ。わかったな?」
泣きそうな顔に罪悪感を覚えないわけではなかったが、それでもアッシュは、いつもと同じ台詞を繰り返す。
ルークの躰には今、新たな命が宿されている。
だが妊娠しているのは、本人も周りも知らない事項だ。
唯一知っているのだとすれば、ルークの躰を女に変えたジェイドくらいである。
以前奴が作った、オリジナルとは異なる存在になれる薬。
その一日しか効力の無いとされていた薬をルークが飲み、そして女として目の前に現れた姿を見て、アッシュは箍が外れてしまった。
いや、最初は我慢しようと試みたのだ。
だが無自覚に誘ってきたのはルークの方だった。
一緒に風呂に入りたいと言われて、潤んだ双眸で見上げられれば理性など保てるはずがない。
結局最後までしてしまい、しかも一度だけでは治まらず、何度も膣に突き入れてしまった。
そして次の日も女だったままのルークに、ネクロマンサーがあれこれと察したという経過だ。
妊娠しているのだろうという事も、その時に言われた。
ただし、理由はそれだけでは無い。
この屑妹を外に出す事は、人目に付かせるという事。
悪いが、それは正直したくない。
独占欲だというのならば、それでも構わない。
母が見守る中、ルークは眉を寄せ、眼を潤ませつつもこくりと頷いた。
「…わかった」
「ほら、出来たぞ」
「ん、ありがと…」
ぽんぽんと頭を軽く叩けば、くしゃりと顔を歪めたまま口元に笑みを浮かべてくる。
それ以上は何も言おうとしないルークに、アッシュもこの話は終わりだと、言葉を切った。
シュザンヌもルークが反論しないのなら良いと考えているのだろう、黙ったままだ。
アッシュはルークの隣に腰掛けると、母親に向かう。
「折角ですし母上。今日はいかがしますか?どこかに出掛けますか?」
「ふふ、そうですね。三人で買い物にでも行きましょうか」
ぽんと手を叩いたシュザンヌに、アッシュが頷く。
この街の中ならば殆ど庭と同じようなものであるし、自分達の関係を知っているだろう街の人間達が、聖女と讃えられているルークに手を出すとは考えられない。
それも、己のいる前で。
「わかりました。ルークもそれで…ルーク!?」
横に座るルークを見て、アッシュは思わず声を張り上げた。
ルークは俯き、口に手を当てていた。
辛そうに眼を瞑り、躰を震わせている。顔色はとても悪い。
慌ててその顔を覗き込むと、彼女は少しだけ眼を開ける。
「…気持ち、悪い……」
蒼白な面持ちで眼に涙を溜めて、必死に出てくるものを堪えているようだった。
アッシュが細い背に手を沿えて優しくさすってやると、ルークは甘えるように、こちらの肩に頭を寄せてくる。
「ルーク、立てるか?とりあえず洗面所に行くぞ」
ん、と小さく声を出すルークだが、全く動けるような状況になっていない。
アッシュはルークのドレスの上から膝裏に腕を回すと、ひょいと抱え上げ立ち上がった。
そのまま、洗面所の方へと足を運ぶ。
慌てて立ったシュザンヌがドアを開けてくれた。
ルークを洗面所の水流しの前に立たせると、相当我慢していたようで、すぐさま吐き始める。
初めは、何度も何度も吐く行為を繰り返す背中を、撫でてやった。
だがあまりの辛さにか涙を流し始めたルークに、アッシュは顔を上げた。
振り向き、傍にいたシュザンヌに声をかける。
「母上、付き添ってやっていて下さい」
「貴方はどうするのです? 医師なら私が呼びましょう。貴方はルークの傍に」
「いいえ、母上がここに居て下さい。こいつの事はネクロマンサーに見てもらった方が良い。もしかしたらレプリカに関するという可能性もありますから。ナタリアからアルビオールをグランコクマまで飛ばしてもらうよう、急いで要請してきます」
「わかりました。それならば確かに、貴方が行った方が早いでしょう」
シュザンヌが神妙に頷く。
それを確認し、アッシュはもう一度ルークの苦しげな顔を覗き込んだ。
「ルーク、すぐに戻るからな」
頭を撫でてやると、一瞬だけ縋るようにこちらを見てきたものの、ルークは泣きながら無言で頷いた。
ルークが吐き気に襲われてから、三日が経った。
久しぶりに一週間という休暇だったので、タイミングが良かったというべきだろうか。
こうして看病するのが己である事に安堵するなんて、そんな些細な事にすら独占欲が現れているのかと実感してしまう。
彼女の着替えを手伝い、汗ばむ躰を拭いてやり。
ほんの少しでも何か体内に入れようと水を飲ませたり、吐き出すたびに心細くなるルークをあやしたり。
そういった事を、己でない誰かにやらせる気にはならなかった。
だが傍にいても、この二日間は気が気じゃなかった。
ずっと吐き続け、涙を流す姿に、寄り添ってやるしか出来無い事がどれだけ歯痒いか。
眠っていても、気持ち悪くて浅い眠りで起きてしまう。
そんな時に、お兄様と呟きながら縋ってくる彼女を慰め。
けれどどんどんと弱っていくものだから、言いようも無い不安を感じた。
しかしようやく昨夜、正確には今日の夜中、グランコクマからジェイドが屋敷に来たのだ。
即席で用意された薬を飲ませ、それが効いているのだろう。
今は、だいぶ落ち着いた様子で眠っている。
アッシュはルークの汗ばむ額を撫でると、自室から中庭へと出た。
朝の日差しは、ここ三日殆ど眠っていないアッシュにとって、少し痛いくらいに眩しい。
けれど頬を撫でる風は、とても気持ち良かった。
ジェイドもまた、アッシュに続いて外に出てきた。
今日は父上も母上もルークの様子を見守っている状況であるから、話すならば外が良いとの判断だろうか。
彼は中庭のベンチに腰掛けると、手に持っていたカルテを捲り始めた。
「つわり、ですねぇ」
先程までの、両親の前での真剣な空気を一変させて、のほほんとした口調で話しかけてくる。
アッシュはその隣に腰を下ろし、大きな溜め息をつく。
「……やはり、か」
まさか重い病気かと思ったり、何かしらの理由で乖離がまた進行し始めたのか、場合によっては死に至るのではないかとも心配になっていたのだが。
そういえばそんな時期だったという事に気付いたのは、ジェイドが夜中に屋敷に来た時の、診断の様子を見ていた時だった。
吐き気が凄くて洗面所から動けなかったルークに、いくつか問いかけながらも、眼鏡の奥の赤い双眸がこちらへと向けられた時。
苦しそうなルークを目の前にしているにも関わらず、珍しく微笑みなんてものを浮かべていたものだから、ああ、そういう事かと思い至った。
「心配は無いんだな?」
それでも確認とばかりに聞くと、ジェイドは頷く。
「もちろん。お腹の中にお子さんがいるという事実を含め、至って健康ですよ。ただ女性ホルモンが足りないため、あれほど重い症状になってしまったのでしょう。元、男ですし?」
苦笑し、懐から取り出した白い小さな紙袋を差し出してきた。
「とりあえず女性ホルモンを増やす薬と、つわり中は悪心や嘔吐によって食物摂取の困難な状況になってしまうので、栄養剤を調合しておきました。私お手製ですから、きっと効果抜群です。いやはや色々と持ってきて良かったですよ〜」
間伸びた喋り方で明るく話され、アッシュは薬を受け取りつつも、眉を寄せる。
袋の中は、とりあえずと言ったところだろうか、三日分の調合された薬が何種類か入っていた。
ジェイドはどうにも歯切れの悪いアッシュに何を思ったのか、いつもより随分優しげな口調で言葉を発してくる。
「世の中にはつわりなんて来ない女性もいますし、この薬を飲めば一週間以内には激しい嘔吐も無くなると思います。時々悪心は来るかもしれませんが、それはあくまで妊婦さん特有のつわりですから、心配は無用ですよ。もちろん薬は定期的に欠かさず飲まないといけないので、またすぐにでも作りますが」
そう医学的な内容を言われれば、一応は頷く。
胡散臭い男だとは思うものの、それでも医師としての腕は確かだ。
しかしジェイドは首を傾げた。
「おや?違う心配でしたか?」
「…悪かったな。いきなり呼び出して」
こちらの都合だけでこの男を呼び出したのだ。
本当ならば、そこらにいる医師でも良かった。
だが、そうなればルークが妊娠していると皆にバレてしまう。
それが嫌だという、ほぼ己の我が儘でわざわざグランコクマまで使いを出したのだ。
大佐という地位にいながら、現在はマルクト運営の殆どを担っているというネクロマンサーに、そう簡単に都合が付くはずが無い。
きっと無理矢理時間を作って、ここまで来たのだろう。
そう思うと少しだけ申し訳なく思った。
「グランコクマの方は大丈夫なのか?」
「珍しいですね、貴方が謙虚な発言をするなんて」
「おい」
微妙に失礼な物言いに、アッシュは思わずジェイドを睨んだ。
ジェイドは苦笑を零しながら、やれやれと肩を動かす。
「ルーク限定ってところが、やっぱり貴方らしいですけど。こちらは大丈夫ですよ。陛下やガイがいますから。ついでに、久しぶりに戻ってきたディストをとっ捕まえて、私の代わり……になるかどうかも知りませんが、置いてきましたし」
アッシュが休暇中ならば、普段共に仕事をしているディストや他の六神将達も皆休暇中である。
もちろん、師匠であるヴァンも。
ディストは普段グランコクマにいるのかと、今初めて知った。
もしかしたら、ここバチカルにはラルゴ辺りがまた訪問に来ているのかもしれない。
そんなどうでも良い事を考えられるだけ、ルークへの心配が薄れたのだろうか。
それとも安心して眠気が一気に襲ってきたせいで、思考が定まっていないだけか。
「……ルークに、この事を伝えなくて良いんですか?隠す必要はもう無いと思いますけど」
静かに告げられた言葉に、アッシュは眼を閉じた。
ルークが一生女のままだと判明した時はまだ、世界は混沌と化していた。
そうでなくても、女になったばかりだったのだ。
そんな状況下で妊娠したと言えるはずは無く、今までずっと黙ったままだ。
しかし、今はもう世界は平和になっていた。
所々で内乱が起こったりしているものの、世界情勢も随分と落ち着いている。
そして、世界を救ったもう一人の聖なる焔の光、聖女を求める声が各地で出ているのも知っている。
ルークが外に出たがっているのも。
言わなければならない。
その身に子供を宿しているから、躰を大事にしろと。
―――だが、言えずにいる。
アッシュが黙ったままでいると、ジェイドは捲っていたカルテを元に戻した。
「まぁ、貴方にも色々と思うところがあるのでしょう。ルークやご両親には、私から上手く伝えておきますよ。命に別状は無いとね。と、いう事で。私はファブレ夫妻と話をするので、お二人を連れてきてくれませんか?」
「……自分で行けば良いだろう」
すぐそこの自室のドアを開ければ、眠っているルークを見守っている両親がいるのだ。
わざわざ外に呼び出す必要は無い。
しかし、ジェイドは首を横に振った。
それから真剣な眼差しを向ける。
「貴方も眠りなさい。具合、宜しくないのでしょう?」
「それは……」
アッシュは、ぐ、と言葉を詰まらせた。
悟らせるつもりは無かったのだが、どうにも気が緩んでいたせいか、気付かれてしまったようだ。
己自身、少し熱っぽいとは思っていた。
ここのところの疲れが出てしまっているのかもしれない。
そもそも、それで六神将達に休暇をという状況に至ったのだ。
しかし帰ってきたらルークがああなってしまい、アッシュは仕事をしている普段の比では無いほどに眠っていない。
眠らずにずっと、ルークに付き添っていた。
「貴方が倒れてしまっては、いざルークが元気になった時に悲しみますよ?自分のせいでお兄様が、とね。看病も良いですけど、自分の躰にも配慮しなさい。ほら、これも持って」
「なんだ、これは」
差し出された小瓶を受け取り、アッシュはその中の液体を眺めた。
ラベルは貼られていない。
「それも即席で私が作ったのですよ。解熱剤です。これを飲んでルークと一緒に眠ったらどうですか?部屋の主である貴方が、わざわざ客室で眠る必要など無いですしね」
「……嫌味な奴だな」
自分達の関係を認めてくれているのは有難いが、それにしても何処と無く茶化されている内容に、アッシュは眉を寄せた。
ジェイドは眼鏡をくいと上げ、飄々とした笑みを浮かべる。
「褒め言葉として受け取っておきます。ほらほら、早くご両親を呼んで来て下さい」
まるで追いやるかのような物言いに、アッシュは呆れて溜め息を吐いた。
それでも両親を呼ぶため、そして己は眠るために、自室へと戻った。
両親もメイド達もいなくなった部屋は、やけに静かだ。
そう感じるのは、ここに帰ってくるといつも明るいルークの存在があったからだろうか。
そのルークは今、昏々と眠っている。
アッシュは着替えを済ませ、貰った薬を飲み干し、ルークの眠るベッドに入る。
……熱い。
少し、咽が痛い。
朝なのにカーテンの閉まっている薄暗い中、すぐ傍にあるルークの顔をぼんやりと見ながら、アッシュは苦しげな吐息を吐き出した。
閉じられるとよくわかる、長い睫。
整った鼻に、可愛らしい唇。額からは汗が滲み出ているものの、先日の様子から比べれば、顔色はそれなりに良かった。
だが昨夜は、ルークも少し熱を出していた。
今はどうなのだろう?
空いている方のクッションに顔を埋めつつ、そっとルークの頬を撫でた。
ひんやりとして気持ちが良いと感じるのは、きっと己の手の方が熱いから。
むしろ今熱を出している人間がここに寝ては、またルークが熱をぶり返してしまうのではという心配もある。
しかしだからと言って、あの眼鏡も言っていたのだが、客室で眠るのは避けたかった。
きっとルークが眼を覚ました時、己が傍にいないと心細くなってしまうから。
そう思ったからこそ、今の今まで殆ど眠らず看病していた。
ルークが眼を開けた時の事を考えて。
せめて己が眠っていても、すぐ傍にいればルークは起きた時に安心するだろう。
自惚れでは無く、事実。
元だけれどもオリジナルとレプリカという関係、そんな自分達の繋がりは、相当に強いものだと己自身でも感じる。
躰の何処かで、同じものを共有し合っている。
一人だけれど何かが足りないような、二人だけれどまるで一つのような……。
「いつも……寂しいか?」
擦れた声で、アッシュは呟いた。
返答は来ない。
返答が無いからこそ、口に出来る言葉。
滑らかな頬を何度も何度も撫でる。
本当は抱き寄せて口付けをしたいけれども、熱が移ってしまうだろうからと見ているだけだった。
それでも、ルークが可愛らしい笑みを浮かべれば、アッシュの方も自然と笑みが浮ぶ。
けほ、と堰が出て、すぐに顔が歪んでしまったけれども。
「……おやすみ」
アッシュは手を毛布の中へと納めると、ルークに背を向けて眼を瞑った。
to be continued...
→
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
独占欲が強いアッシュです。
2013.03.13
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
←Back |
|