「うあ…うう、ふは……ぅ」
もう、どれ程の時間が経ったのかもわからなくなっていた。
ずっと、この薄暗い部屋のベッドの上で、屈辱的な格好のまま身動きが取れない。
躰の奥深くまで入れられた玩具から、ヴー、と動く機械音が鳴り響き、胎内を暴れまわり躰を攻め続けていた。
既に何度も犯された後で、躰のあちこちに精液が飛び散り、胎内に入っている大量の液は、ぐちゅぐちゅと中で回転している機械によって少しずつ流れ出ている。
それらが背中、太腿へと伝っていく感触に、吐き気さえ覚えた。
犯していた人間は、今は出かけてしまっていて、いつ戻ってくるかはわからない。
「ひ、ぐ…うっ…」
少しでも中のものを外に出したくて、尻を高く上げた格好になっていた。
少しでも穴を大きく開き、締め付けないようにする為でもあった。
締め付けてしまえば、受け入れる事に慣らされた胎内は、より収縮し快楽を求めてしまう。
…イきたい。
そんな、最も屈辱的な事を、どうしても願ってしまう。
この玩具を締め付け、快楽を得、全てを吐き出す瞬間を迎えたい。
けれど今は、それが出来なかった。
立ち上がりぽたぽたと先走りを零している男根の根元には、ペニスバンドがきつく締められていた。
快感を与えるだけ与えられて、けれど絶頂を迎える事の出来ないこの責め苦に、生理的なものとは違った涙が頬を伝う。
それすらも、ぬぐう事は出来ない。
手を後ろで固定されベルトを閉められ、太いワイヤーのようなもので天井から吊るされていた。
両足にもベルトが付けられ、立てないように壁から引っ張られていた。
そして、そのちょうど反対方向からもまた、首輪につけられたワイヤーから引っ張られている。
ペニスバンドを外す事も、胎内に入っている玩具を出す事も、あまつさえその場から動く事すら出来ない。
「う、あっ、ああ、んっ」
けれど、どれだけ我慢しようとも、中のものは動き続け、強制的に快楽を与えられ、喘ぎ声が漏れる。
閉じる事すら忘れてしまったかのように、口からはだらだらと涎が流れていた。
「…ひっ!?あ、うあ、あああっ、あ!」
いきなり胎内のものが、激しい勢いで暴れ始めた。
遠隔操作でもされているのか。
腸壁をぐりぐりとこすり、掻き回される。
前立腺を擦られ、体はびくんびくん、と大きく揺れる。
…もう、開放してほしかった。
この強烈な快楽を吐き出したい。そして楽になりたい。
高く上げた腰が揺れ、より深く中のものを取り込もうと中が収縮した。
イけない苦痛と、それを遙かに上回る快感。
弄られ激しく掻き回され、精神は悲鳴を上げる。
いっそ壊れてしまった方が楽なのではないか、とさえ、思ってしまう。
こんなにも屈辱を味わわされ、なのに今すぐその舌を噛み切って死のうという選択肢が、どうしても選べないから。
「あ…うぅん、うう、あっ、…ああっ!」
ガクガクと震え、見開いた眼から幾多の涙を零す。
強烈過ぎる快楽に、とうとう躰は絶頂を迎え、けれど排泄した精液はほんの少しだけだった。
相変わらず胎内にあるものは、激しい動きを止めない。
「ひあ、ああ、は、あ…うう…んぅ」
地獄のような快楽の中、吐情も許されず、ただ喘ぎ続けるしかなかった。
いつこの責め苦が終わるのか…と、それだけを望んでいた。
声を出さないように我慢しているのも萌えますが、そこから声を出させるまで苛めて苛めて苛めまくって、泣き叫ばせるのも超萌える。
ベルトは赤にしようか黒にしようか迷って、結局黒くしました。
しかしペニスバンドまで描けなかった…位置的に見えなくて。
2005.10.27
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